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2015年12月

2015年12月18日 (金)

変わらない夢を求めて

  中島みゆきさんが17年ぶりにレコードアルバム「組曲」をリリースしたので早速Sejo1 購入しました。試聴はもう少したってからにして、フォークの2時間BSスペシャル番組で取り上げられていた「世情」を収録したアルバム「愛していると云ってくれ」(1978年)を聴くことにしました。「金八先生」(1981年3月20日放送)で校内暴力を排除するために生徒が逮捕される「いちご白書」(1970年)を彷彿とさせるシーンでバックに流れ有名になりました。最近の統計では1980年当時に比べ校内暴力は10倍以上になり、小学校でも問題になっているようです。ただのケンカで済んでいたことが障害や殺人へと重大化していますし、統計に表れない陰湿ないじめもあります。

   「変わらない夢を見たがる者たち・・・」

  いじめで自殺した子どもを持った親御さんたちが真実を求めて学校 や教育委員会に訴えても、「いじめはなかった」と「変わらない夢」を繰り返すばか
Sejo2_2り。「なぜ親や教師に相談しなかったか」-自意識の強い子供ほど親や周囲に迷惑をかけたくないと思うし、教師は話せば仲良くなれると思い込んでいる、誰かに相談したら仕返しされるのが怖いーそう思います。学校は「組織的」に隠ぺいを謀って「問題校」と言われるのを回避しようとするー許可なく実名をさらすのはよくないけれど個人情報保護は加害者に手厚く、被害者ばかりが家庭環境や人間関係まで暴露されるので、「本人の意志が弱い」とか「親の教育や接し方がが悪いとか」勝手に部外者が問題をすり替えしまいます。事件は都合の良いように解釈された内容だけが事実のように残ってゆき、真実は永遠にわからなくなってしまいます。

   「包帯のような嘘を 見破ることで
     学者は世間を 見たような気になる」

  事件が明るみになると評論家や学者、タレントまでが事実を確認せずに勝手にSejo3 原因を結論付け、ひどい時は加害者を弁護したり、理解を示そうとします。そんな重大事件も次々と起きている凶悪事件に埋もれてひと月もすれば忘れ去られてしまいます。世間の関心が薄れて、真実を解明する機会を失った親御さんたちのお子さんを失くした無念と苦しみはずっと続きます。「面白半分」や「からかい」で子どもが死ぬほどの苦しみを受けることを誰も理解しない世情。いじめる側といじめられる側の子どもの将来はどちらが重いのだろうかと事件後の加害者と被害者の結果を見て疑問に思うことばかりです。

  人間は過ちを犯しやすい、だから罰を与えてその罪を責めるべきではないーそんな「夢」を見たい学者や評論家、有名人の上っ面Sejo4 の意識を感じます。「目には目を」とは言わなけれど「更生」の見込みがない犯罪者は一生檻から出ないでほしいと思います。そう考えるのは「人間性」が無いことなのでしょうか。猟奇的な殺人を犯した少年A、何の理由もなく友人を切り刻んだ少女A、ネットで呼びかけて面白半分で女性の命を奪った殺人犯・・・本来なら人間としては存在してはいけない悪人たちになぜ「人間性」を見ようとするのでしょうか。

  年金運用で何兆円もの公金を損失した役人、オリンピック選手の年間の育成費とほぼ同額の損失を出し
Sejo5た法人とその長たる元首相の放言、選挙の票を獲得したいために税金をばらまく政党、いつまでたっても被災地の復興ができない国・・・その責任を一切取らないのはまさに犯罪です。

  「シュプレヒコールの波
       通り過ぎてゆく」

   いくら嘆いたところで「頑固者だけが悲しい思いをする」世情は何も変わらないのです。平和は何をおいても命と同じで大事ですが、「平和ボケ」で何も変えようとしなければ、それが何も変えずに傍観している言い訳になってしまいます。

  「今まで何にも問題なかった
    じゃないか、 なぜわざわざ波立たせて問題を起こすのか」
  「そんな前例のないことをやったってうまくいくわけがない。
    失敗したら責任はとれるのか。」
 
   ・・・・・ 現役のころ「変わり者」だった私がよく言われたセリフです。しかし、歴史を振り返ると「変わり者」こそが世の中を変える人たちだと思うのです。何も変えられなかった「ただの変人」の私には無理ですが生きている間に本当の
「変わり者」がこんな澱んだ世情を一気に変えるところを見たいものです。
Sejo6

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